こちらのページをご覧頂いているということは爆煙タイプの機種や電子タバコ本体(MOD)をお探しだと思います!
ちょっと大げさですが、爆煙を楽しむために必要な三種の神器があります。
それは、以下の3点です。
- 本体
- アトマイザー(+コイル)
- リキッド
当たり前のことかもしれません…ただ、それぞれを上手に選ぶとコスパもよく爆煙を楽しみつつ、更に爆煙を楽しむ/もしくは味を楽しむ(フレーバーチェイス)にきりかえるなんてことも可能です!!
順に解説していきたいと思います!
近年の電子タバコ界隈では一時期より『爆煙、爆煙』と聞くことが少なくなってきました。
ただ、電子タバコ愛用者の間で爆煙が廃れた訳ではありません。
その理由や爆煙タイプの機種などをご紹介します。
目次
シンプルに爆煙がほぼ当たり前になったから
調べたところ2012年ごろには爆煙について言及しているブログがありました。
グーグルトレンドでも2012頃を契機に検索する人が増えた言葉だということがわかります。
まずは爆煙のメリットを確認してみましょう!
- 吸った感が強くなる
- リキッドのフレーバーをより強く感じることができる場合も
言葉の検索数の増加とともに、爆煙タイプの電子タバコを求めて機種を探す人も当然増えています。ですが、電子タバコ業界的には『コレが爆煙タイプ!』と銘打たれた機種(本体/MODやアトマイザー)は減ってきているように感じます。
その理由は……、
本体の性能が上がり爆煙が当たり前になったからです。
この理由を解説前に電子タバコの煙を発生させる仕組みについて解説したいと思います。
爆煙の意味って??電子タバコの煙の量を決定づけるもの
電圧(V)×電圧(V)÷抵抗値(Ω)=電力(W)≒熱量
バッテリーから取り出される電圧は基本的に一定です。(電子制御による。ただし、バッテリーの充電容量が減ってくると若干は下がってくる。)
このバッテリーからの電圧が一定に制御されている時、抵抗値が低ければ低いほど高い電力を発生させます。
ワット(電力)は熱とほぼイコールで比例するため、Wが上がれば上がるほど、熱が発生します。
熱がたくさん発生すれば、必然的にリキッドはたくさん蒸発します。
すると!
煙がたくさん発生します。
要は本体の性能(高いワットに耐えうる電子制御)が爆煙には必要でした。
そして、最近ではVWモード(Variable Watt/可変電圧モード)が修理になっています。
アトマイザー(のコイル)の抵抗値を自動で取得し、設定されたワット(W)に応じだ電圧を自動で調節してくれるモードということになります。
ワット(W)はほぼ熱量なので、ワットを上げれば上げるほど発熱量も比例して高くなる
=電子タバコの煙の量も増える=爆煙
となります。
VWモードやその他の機能(温度管理機能など)が一般的になり、高いワッテージ(高い温度)まで十分に発生させることが可能になった機種ばかりになった、
=どの機種も爆煙に対応が可能になっている。
まとめると、『爆煙と題しても差別化にならなくなっているから、爆煙と題した機種が見かけなくなった』ということになります。
大切なのは爆煙ができなくなったのでは無いということです。
特にボックス型の電子タバコ本体に関してはVWモードが基本的に搭載されており、アトマイザー付属のスターターキットでも十分に爆煙を楽しむことが可能です。
電子タバコを楽しみ始めると、爆煙を好きになる場合も味を楽しみたい場合も出てきます。もちろん、好みが後々変わってくることもあります。
後々の好みの変化に対応できる機種であれば本体を買い直すなどのコストもかからず、中長期でにコスパが良い結果になることが多いです。
爆煙をできない・しにくい機器の特徴
『大抵の機種が爆煙に対応している!』と先ほど書きましたが、残念ながら爆煙が難しい機種が現存しています。
- スティックタイプ(iQOS風の細身の作りの製品)
- 一部のペン型の機種
電子タバコの機種名・製品名で言ってしまうと1に該当するのはEMILIやMALLEなどの製品です。スティック状で見た目もiQOSやプルームテックと大差ない見た目です。スマートに電子タバコを使える点は特徴的ですが、爆煙には向きません。
先ほどの公式のように
電圧(V)×電圧(V)÷抵抗値(Ω)=電力(W)≒熱量
コンパクトな本体では低い電圧しか対応できません。
また、EMILIやMALLEなどよりも大き目なペン型もバッテリー容量が少なく、爆煙に向かない機種も存在します。
ペン型には可変電圧モードが備わっている物がすくなく、基本的には爆煙モデルは常に爆煙、そうでないものは控えめな煙量で固定ということになります。
爆煙をするならこの機種がおすすめ
爆煙前提で機種を選ぶのであれば、2パターン(+α)があります。
- 爆煙タイプのペン型を選ぶ
- 最低でもVWモードの付いているボックス型を選ぶ
- その時、対応ワット数(W)が高いほど爆煙をしやすい
ペン型は出力調整のない機種がほとんどなので、爆煙を期待するのであれば、爆煙タイプを選ぶ必要があります。
また、ボックス型でもごく一部VWモードが付いていない旧式の本体もあります。爆煙を期待するのであればこれらの機種を避けつつ、対応ワット数(W)が高いほうが必然的に発熱量が多くなります。
注意点としてはバッテリーを2本使うなど
2017年、一般的に流通している本体の対応ワットは75W程度です。
使い方の好みは人それぞれですし、アトマイザーによっても変化はありますが、40-50Wもあれば十分爆煙になります。
反対にバッテリー本数が多かったり、極端にワット数を必要とする設定は、バッテリーに負担をかけるため、バッテリー取り扱いのリスクが上がります。
ペンタイプの電子タバコで爆煙するなら
当サイトでは基本的には箱型の本体で、VWモードや温度管理機能をついている機種をオススメしています。
それは、ペンタイプで爆煙のものを買ってしまうと爆煙にしか対応しにくいからです。
もちろんアトマイザーを変えれば多少の調整は可能です。(高抵抗のコイルに対応したアトマイザーに変更すれば必然的に熱量は減る傾向に)
- eGo AIO
- Aspire K4
- Aspire プレミアムキット
K4やeGo AIOはシンプルに爆煙を楽しむモデル。
アスパイアのプレミアムキットは、ペンタイプですが出力調整が可能なため、爆煙だけでなく、高抵抗のアトマイザーで味を楽しむことも可能です。
ボックス型の電子タバコで爆煙するなら
ボックス型の電子タバコは基本的には爆煙に対応することが可能です。
(VWモードがついていれば)
後はアトマイザー(抵抗値)との関係になりますが、最近のスターターキットに付属のコイルはどれもサブオーム(1Ω以下)に対応しているので、買ったその日から爆煙を楽しむことが可能な機種ばかりです。
オーソドックスな選択肢としては
- iStickPico
- Kanger Topbox
- NX75
などがあります。
本体の出力調整の他に、爆煙を決定づけるものとしてアトマイザーがあります。
爆煙タイプのアトマイザーの特徴とコイルの選び方
- エアフローが軽い
- 低抵抗に対応可能(市販のコイルの抵抗値の幅)
- コイルは大きい方が爆煙に耐えやすい
- コイルには基本推奨ワッテージが記載されている
エアフローとは、簡単に言うと『吸い込みやすさ』です。
例えばマックのシェイクのストローで空気を吸い込むと吸いやすいですが、細いストローで空気を吸い込もうとしても沢山の空気を吸い込むことは出来ません。
俗に「エアフローがスカスカ」と呼ばれたりしますが、軽い吸口のエアフローのアトマイザーは爆煙タイプです。
電子タバコでは直接肺に吸い込む吸い方が一般的ですが、ほぼ息を吸い込むように吸えるスカスカなエアフローのアトマイザーもあります。
吸口の重さは感覚値ですが、紙巻きのタバコと同じくらいのエアフロー量であれば「重い」と判断されると思います。
スターターキットに付属のコイル抵抗値も爆煙には関わりがあります。最近のスターターキットについているアトマイザー付属のコイルも1Ω以下がほとんどです。
変えのコイルが複数パターンの抵抗値を用意されている物も多く、抵抗値を選べるほうが調整が効きやすいです。
そして抵抗値の他にもコイルそのものの大きさも関係してきます。
市販のコイルは筒状の中に綿とコイルが存在しています。
綿の量はリキッドの保持力に直結します。
少ない綿の量で爆煙をすると、リキッドの気化に供給が追いつかなくなり、コイルや内部の綿の焦げに繋がります。
絶対の要素ではありませんが、コイルの大きさが大きいほど爆煙タイプな傾向が強いです。
市販コイルには大抵推奨ワッテージの記載があります。30~50W対応のアトマイザーなら爆煙にも対応していると言っていいでしょう。
爆煙と行ったらRDA
当サイトは基本的に初めて、もしくは2台目くらいの電子タバコを購入する方を対象にしたいと思っています。
私自身、色々と調べて電子タバコにのめり込んで行ったのですが、もう少しコスパのいい買い方があったという反省があります。
究極的には爆煙を追い求めていくにはRBA(ReBuildable Atomizer)というコイルを自作するアトマイザーや都度電子タバコリキッドを滴下するRDA(Rebuildable Drip Atomizer)に進んでいく事になります。
もちろん、そこまで行かなくとも十分に爆煙を楽しむことは可能ですが、より多い煙量を追い求めるとRDAをしたくなってくる人が多い事は事実です。
ただ、最初のうちはクリアロマイザーという市販のコイル+ガラスタンクの一般的にはスターターキットに付属のアトマイザーでも十分に爆煙を楽しむことは可能です。
爆煙タイプのクリアロマイザー
- Aspireのクリートタンク
- AspireEVO
- INNOKIN iSubシリーズ
爆煙タイプのアトマイザーを初期段階で楽しみながら、より爆煙を目指していくのであればRDAなどに進んでいくというのが基本的な進み方です。
反対に爆煙出来ないアトマイザー
同じく、アスパイアのNautilus Xなどは推奨ワッテージが14-22Wと低めに設定されており、爆煙をしようとワッテージを高めすぎると焦げてしまいがちです。
その他にも高抵抗でしか良さを発揮できないアトマイザーも存在します。
(そのようなアトマイザーが決して粗悪品なわけではなく、用途が異なるので相性の問題も大きいです。)
爆煙とリキッドの関係
ここまでは、爆煙を楽しむために必要な要素を書き並べてきました。長くなってしまいましたが、最後の1つです。
- 本体の性能や特徴
- アトマイザー(のコイル)の抵抗値
- アトマイザーのエアフロー
最後の要素は爆煙のためのリキッドです。
リキッドの主成分は以下の3要素から成り立っています。
- VG(ベジタブルグリセリン)
- PG(プロピレングリコール)
- 香料
このうち煙の量に直接的に関わるのはVG(ベジタブルグリセリン)です。
グリセリン比率を高めると煙の量は増えるのですが、グリセリンは粘度が高い特徴があります。
そのため、MAX VGと呼ばれるリキッドやVG比率70%と言ったリキッドはクリアロマイザーでは焦げやすい傾向もあります。
都度、リキッドを添加するRDAは焦げに対して強い仕組みです。
本格的に爆煙を楽しんでいくにはコイルの自作が必要になってきます。
ただし、それには慣れが必要です。
爆煙の機種でおすすめのスターターキットは?
- ペンタイプならAspire K4
- BoxMODなら、iStick Pico+クリートタンクのセット
- AspireNX75とEVOのスターターキット
2017年も引き続きおすすめできる爆煙タイプのスターターキットでは、iStick Pico+クリートタンクのセットかAspireNX75とEVOのスターターキットです。
特にNX75は簡易的に出力調整が可能なCFBP(Customizable Firing Button Profiles)という機能があり、中級者以上でも楽しむことが可能なここ1年で最新の機能が備わっています。
そして、iStick PicoもAspireNX75も今後のRBAなど中〜上級に進んでいく過程で必要な機能を網羅しています。
スターターキットでもクリートタンクであれば粘性の高めのリキッドも利用可能で爆煙を楽しみつつ、次への道を模索できます。
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