2018年11月15日に発売されたIQOS3とIQOS3 MULTI。
当サイト【アイコス互換機コム】ではヒートスティックを使用可能なアイコス互換機16機種以上レビューしていますが、本家IQOSも使用しなければ比較ができませんので、IQOS 3とIQOS 3 MULTIもレビューしない訳にはいきません。
当初私がレビューした2018年12月ごろは、全国販売されていませんでしたが、2019/1/28から全国販売が開始され、私もコンビニなどでも見かけるようになりました。そんなIQOS 3とIQOS 3 MULTIの使い方や使用感・注意点を徹底的にレビューしていきたいと思います。
発売後数日の時点で既に加熱ブレード折れが発生したユーザーさんがいるようです。IQOSのブレード折れは、保証期間内の交換は1回までなのでクリーニングツールの使い方もレビューしていきたいと思います。
▽折らないブレードのクリーニング(掃除)方法
- IQOS3:ホルダーの向きに関係なくチャージャーに差し込める
- IQOS3:ホルダーの充電時間が短縮
- マルチは連続使用可能
- 吸いごたえは基本的に変更なし
IQOS3とIQOS3 MULTIどっちがオススメか問題。
発売から2ヶ月ほど経過して、ある程度使い尽くした私の実感で言えば、IQOS3の方がオススメです。
IQOS3の方が加熱温度が高いのか、使用後のカスがカラっとしています。反対にIQOS3 MULTIはカスがベトつきがちです。
- 連続使用必須の方⇒IQOS3 MULTI
- 味わい重視・バッテリー持ち重視の方⇒IQOS3
IQOS3の方がオススメではあるものの、旧製品のIQOSと同じく、連続使用できないデメリットがどうしても残ります。新型のIQOS3も便利ですが、安価に高機能な機種を使いたい方にオススメなのがアイコス互換機です!
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目次
IQOS3とIQOS3 MULTIの使い方
IQOS3とIQOS3 MULTIの基本的な使用方法を一連の流れで解説していきます!

IQOS3はホルダー側の充電が必要なため、電源オンの状態でチャージャーに挿し込んだ時点からホルダーの充電が開始します。
円形のランプが点滅→点灯に切り替わった時点でホルダーの充電が完了したお知らせです。
MULTIはフタを開いた状態でないと動作しません。
※電源オフの方法:電源オンの状態で、4秒間電源ボタンを押し、離します。この時、バイブ・ランプの表示はありません。4秒でボタンを離すことで電源をオフにできます。
※電源オフの場合は、電源ボタンをクリックしてもランプが点灯しません。
4段階のランプで残量が表示されます。IQOS3は本体の上部、MULTIは本体下部のランプがバッテリー残量表示です。
1→2→3→4の順でバッテリー残量が多い状態です。
※Bluetooth接続することでより詳細なバッテリー残量を把握することが可能です。

IQOS3は本体(チャージャー)から出した際に、ホルダーのランプが2秒ほど点灯します。
ヒートスティックの刺し方は、従来品のIQOSと同様に、本体に垂直に差し込みます。この時、ヒートスティックをひねらないように注意して挿し込んでください。

電源ボタンを2秒ほど押すと1回のバイブとランプの点滅で加熱が開始します。
5-6分間の使用、もしくは約14回吸引すると加熱が終了します。
2.5-3分程で充電が完了します。
点灯ランプ別診断/赤ランプ対策とリセット方法
IQOS3とIQOS3 MULTIのトラブル時などにランプが点灯します。
- ランプが付かない:バッテリー切れ
- 白ランプ2回点滅:動作温度の範囲を超えている
- 赤ランプ3回点滅(ホルダー):異常状態
- 赤ランプ3回点滅(チャージャー):異常状態
1.充電をしましょう。
2.本体温度が冷ますか、気温の暖かな場所で再度試しましょう。
3.状態の場合、故障の可能性もありますが、ブレード周辺の汚れが影響している場合もあります。まずはクリーニングを行ってみてください。
4本体側の異常状態です。まずはリセットを行ってみてください。本体(ポケットチャージャー)の充電ボタンを10秒長押しすると2回ランプが点滅してリセット完了します。
- ランプが付かない:バッテリー切れ/電源オフ
- 白ランプ2回点滅:動作温度の範囲を超えている
- 赤ランプ3回点滅:異常状態
1.充電をしましょう。
2.本体温度が冷ますか、気温の暖かな場所で再度試しましょう。(動作範囲は0℃~50℃です)
3.本体側の異常状態です。まずはリセットを行ってみてください。本体(ポケットチャージャー)の充電ボタンを10秒長押しすると2回ランプが点滅してリセット完了します。故障の可能性もありますが、ブレード周辺の汚れが影響している場合もあります。まずはクリーニングを行ってみてください。
※IQOSのサポートに連絡しましたが、ブレード周辺に水滴が付いていると赤ランプが点灯することがあるとのことでした(私も1度経験があります)。もし赤ランプが点灯した際は、まずは丁寧な掃除を行ってみてください。その上で前出のリセット方法を試しても赤ランプが点灯するようでしたらサポートに連絡してみてください。保証期間内なら交換可能です(原則1回まで/IQOS3の場合はホルダーとチャージャーそれぞれ1回まで)。
▽クリーニングツールの使い方・掃除の方法
IQOS3とIQOS3 MULTI充電時の注意点
IQOS3とIQOS3 MULTIの充電コネクタがUSB Type-Cに変更になりました。
従来の充電コネクタ(microUSB)は差し込み口の表裏があるため、いちいち確認しなければ差し込めませんでした。USB Type-CはiPhoneの充電コネクタと同じく表裏が無いため、差し込みに悩むことがありません。
ちなみに私がIQOSストアで購入した際は、microUSB→Type-Cへの変換ジャックを無料でもらえました。
※今後も貰えるか、通販でも貰えるか不明です。
IQOS3とIQOS3 MULTIは専用ACアダプターの使用が前提
microUSB→Type-Cへの変換ジャックを無償提供してくれましたが、基本的にIQOS3の充電は専用ACアダプターの使用がメーカー推奨です。
IQOS3に付属の【安全のために】という注意マニュアルに小さく記載があります。
ならなんで変換ジャックを配ったのか、と思わないでもないですが、、、
自宅以外に、会社・車・外出中のモバイルバッテリーなど皆さんもmicroUSBケーブルをお持ちかと思います。そんな複数箇所での充電に対応させるためにType-Cへの変換ジャックを配っているのかもしれません。
ちなみに充電は2A以下のでの充電に対応していますので、それ以上のアンペアに対応した充電アダプターを使用しないように注意しましょう。
IQOSのボタンの種類・その他カスタマイズ
IQOS3/マルチのボタンは1つに統合されています。
その他のオプション機能として、IQOSのキャップはオプションで色を変更することが可能です。
また、IQOS3はチャージャー側のドアをカスタマイズすることが可能です。
IQOS 3とIQOS 3 MULTIのブレード折れ
発売日から5日(11/20)の時点でTwitterでもIQOS3のブレード折れが報告されています。
新型IQOS3マルチクリーニング中にブレードが折れてお亡くなりに…
樹脂クリーニングブラシは便利だけど、こんな罠が仕掛けられていたとは…悲しすぎる😱#IQOS #IQOS3 pic.twitter.com/Q9WBEiJFJ4
— nikei (@nikei999) 2018年11月17日
ちなみに、2ch(5ch)でも真偽は不確かなものの、複数のIQOS3のブレード折れが報告されています。主なブレード折れの原因は、マルチのほうが多い印象で新型のクリーニングツールの使用中に起こっているようです。
当サイトではアイコス互換機を中心にご紹介していますが、そもそもgloのようにブレードが無いタイプ、ブレードの取り外し&交換可能な機種などが存在しています。
IQOS2.4/IQOS3とIQOS3 MULTIの保証について
従来のIQOSから故障はつきもの。どんな家電製品も初期不良を始め、故障を100%防ぐことは不可能です。ただ、IQOSに関しては加熱部のブレードがデリケートかつ、バッテリーの使用、毎日加熱して繰り返し使う機器なため、故障が多い印象です。
各IQOSシリーズの保証期間と交換回数をまとめてみました。
IQOS2.4 PLUS | IQOS3 | IQOS3 MULTI | |
---|---|---|---|
保証期間 | 購入後6ヶ月(製品登録で購入後1年に延長) | ||
無償修理・交換回数 | ポケットチャージャーとホルダー各1回まで | 1回まで |
基本的な故障に関しては、交換1回まで(チャージャーとホルダー1回ずつ)、一体型のMULTIは1回までの交換となっています。
私自身は過去IQOSの充電不良などで交換してもらったことはありますが、ブレード折れを経験したことがないのですが、ブレードの折れや充電不良などは自己責任には感じない場合もあると思います。
そもそも初期不良とブレードの折れなどとの差が不明瞭だったため、コールセンターに連絡しました。
初期不良(電気的な故障)に関する交換と、ブレードの折れなどの過失などの故障は別扱いとのことでした。
半年など長い期間使用しての電気的な故障の場合は不明ですが、初期不良で交換してもらったとしても、ブレードの折れなどで故障した場合はもう1度交換可能です。
保証により1回の返品交換は可能ですが、ブレードの折れに注意するに越したことはありません。
特にMULTIのクリーニング中に関するブレードの折れの声が多いので優しくクリーニングするように心がけたほうが無難です。IQOS3のクリーニング方法を確認してみましょう!
IQOS3とIQOS3 MULTIのクリーニングツールの使い方・掃除の方法
IQOSの味わいキープに重要なのが定期的なクリーニングです。
ですが、ブレード折れの原因にもなりやすいのがクリーニングです。
ブレードを折らないためのクリーニング時の注意点をご紹介していきます!

※ブレードの温度が下がりきっていないタイミングでのクリーニングは折れやすくなる可能性が高いです。

クリーニングツールのベンツマークのような形の部分が樹脂製の柔らかい素材でできています(画像の赤い部分)。
この柔らかい樹脂製の部分が、ブレードの汚れをハブラシのようにこそぎ落とします。
赤い部分は固いプラスチック製で、ブレード下部の汚れを取り除きます。
(画像右:赤がベンツマーク、画像右:青い部分が固いプラスチック部分)
これをIQOS3のブレードに沿って差し込みます。

ブレード下部の汚れが落ちにくい場合、本体を逆さまにしたほうが汚れを取りやすくなります。

クリーニングスティックは10本初期付属していますが、クリーニングツールでは落とすことのできないヤニ汚れが付着した場合、使用します。
濡れた細身の綿棒ですが、水とエタノールが染み込んでいます。
IQOS本体を傷つけない配合になっているようなので、正規品の使用が無難です。ただ、高価です。(1本あたり30円)
正規品でない、細身の綿棒と洗浄液もありますが、購入・使用は自己責任でお願いします。
- 特にマルチはブレード折れしやすい
- 必ず冷めてからクリーニング
- 付属のクリーニングツールは負担が強いと知る
- クリーニングツールは優しく回転させる
- クリーニングスティックの方がブレードへの負担が少ない
私は基本的に付属のクリーニングツールを使わず、ベビー綿棒でブレードに触れないように掃除しています。ただ、ブレード周辺だけは、焦げ付きが取り切れないので爪楊枝や針などでたまに掃除しています。この時もブレードにできるだけ触れないように気をつけています。
IQOS3とIQOS3 MULTIの吸いごたえよりも…
IQOS3は旧来のiQOSよりも若干キック感が弱いようにも感じます。
感じ方は個人差があるかもしれません。
IQOS3のデザイン性、MULTIの連続使用は大きな改善が見られましたが、使い勝手や機能面に関しては、まだまだアイコス互換機の方が優位性があると感じました。
当サイトでは20機種以上の互換機を比較して、使い勝手や吸いごたえを比較しています。ぜひ以下のランキングも参考にしてみてください!
安くて、吸いごたえの満足度、機能面・カスタマイズ性に関してもIQOS3よりも高機能な互換機が存在しています。
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